ヘッドカノンという考え方について

雑記
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皆さまこんにちは。水壁です。

本日は「ヘッドカノン」という考え方についてご紹介できればと思います。

よろしければ最後までお付き合いいただけますと幸いです。

何故この言葉を取り扱おうと思ったのか

きっかけというか引き金になったのはこの動画1。

このブログでもちょこちょこ取り扱っているVTuberですが、その設定というか界隈の暗黙知2というのは複雑怪奇。

そんな複雑怪奇な情報を界隈をよく知らない人に叩き込んでみようというちょっとかわいそう()な企画の切り抜き動画です。

ここで叩き込まれている側、埋め込み動画の左側にいるオレンジのマスコット3の方の反応を見て、

もしかして「ヘッドカノン」という考え方は馴染みが無いのではと思い今回取り扱うことにしました。

まずカノンって何さという話

創作などで言う所4のカノン(Canon)とは所謂公式設定を指します。

原作で明示されたこと、公式から明言されたことなどを指してカノンと言います。

このカノンですが、日本ではあまり使われない言葉でしょう。だって公式設定って言えばいいし……

特定の界隈5に頭まで浸かってる人で無ければ耳馴染みのない言葉のはずなので、今回は

「そんな言葉があるんだ―」

で大丈夫です。

じゃあヘッドカノンって何?

では、本題です。

「ヘッドカノン」とは平たく言ってしまうと「俺の頭の中では公式設定」です。

明言されていない部分を補完したり、空白部分を妄想で埋めたり……

とっても字面が悪いのですが、今回言いたいのはそういうことではなくてですね。

公式、或いは参加者ほぼすべてに通ずる共通認識とは他に、このコンテンツのみで通用する設定、というのをヘッドカノンとして飲み込もう。という話をしたいのです。

例えばとある異世界で

異世界ものなのにジャガイモやニンジンがそのまま存在しているのはおかしい!

という主張が話題になったことがあります。

これらの主張は、創作者からすると言いがかり6もいいところなのですが、フィクションやそもそも読書に馴染みのない方からすれば飲み込み辛い項目であることもまた事実。

この主張をうまーく回避している作品はたくさんありますが、いくつか例を挙げると

  • うまいこと現地の言語を翻訳している(この素晴らしい世界に祝福を!)7
  • 作中登場人物がマジで現代日本から持ち込んだ(異世界食堂)
  • 作中時間より前に来た現代人がその名称を広めた(とんでもスキルで異世界放浪メシ)

などですね。

これらのような設定をしている作品もありますが、これはかーなーり丁寧な例。

特に異世界食堂なんかはコレがそもそも作中の設定に関わる部分ですので意図して配置したものです。

こういった、作品ごとに決まった設定、信じる設定というものは同じ異世界ものの作品、つまりカノンであっても、それぞれの作品で取り扱う内容は異なる、ヘッドカノンとしてとらえることが出来るのです。

これをヘッドカノンとして捉えることが出来れば、特撮で出てくる動きが物理法則に反するから変えろ!などというアホな主張8をすることがなくなります。

主人公を虐めるな!と俳優さんに文句をいうというアホな行動9もなくなることでしょう。

……なくなるよね?10

VTuberもまたしかり

冒頭で挙げたVTuberの話題。これもまたヘッドカノンの考え方を取り入れるとすんなり飲み込める自傷です。

まあ……ざっくり申し上げますと、VTuberというのは配信者個々人によってかなり採用している設定が異なります。

例として挙げますと

  • イラストレーターさんのアバター。リアルに存在する人間であり、あくまでガワ(飯田ぽち。先生など)
  • バーチャル世界に生きる存在。リアルなどない(犬山たまきさんなど)
  • バーチャル世界に生きてるけど、リアルの話もする。そこはそれ、これはこれ(雪解ひつじさんなど)
  • バーチャルにもリアルにも生きてんだよ!中の人?そりゃいるでしょ現実見ろよ(あおぎり高校など、かなり例外的なのでまかり間違ってもあおぎりの方以外に振ってはいけない)

などなど……一口にVTuberといってもこの通り11です。そりゃこんなの流し込まれたらパンクします。

こういった個々人で採用している設定が異なる状態をすべて同じベースで理解するのははっきり言って不可能です。

ここで登場するのがヘッドカノンというわけですね。それぞれを異なるコンテンツ、異なる設定として「VTuber」という言葉が包含する一部のみを採用している存在だとするとかなり分かりやすくなります。

演者本人がこのあたりのことをメタネタとして取り扱う12ことはまあ難しいでしょう。だって元からそういうことをしているタイプじゃなければ世界観の破壊ですからね……

ざっくりまとめると

  • ヘッドカノンとは「俺の中では公式設定」
  • この考え方を応用すると、創作物全般が飲み込みやすくなる
  • 大きな共通項の中の小さなルールという構造に対応しやすくなる

というところです。是非この3点覚えて帰ってくださるとうれしいです。

今回取り扱った作品、配信者様

配信者様については、取り扱い時にYoutube チャンネルのリンクを記載させていただきました。気になる方を確認してみてください。

取り扱った作品に関しては以下の通りです。

  • この素晴らしい世界に祝福を!

王道異世界転生もの……とはちょっと離れたギャグ系です。いやまあ作品内で起きてることは大事なんですが、コミカルに楽しむことのできる作品です。

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  • 異世界食堂

7日に一度のドヨウの日、異世界の美味しい料理が提供される食堂へつながる扉が現れて……と始まるグルメもの。異世界ものの不快な表現が苦手な方でも読み進められる、優しい世界13のお話です。

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  • とんでもスキルで異世界放浪メシ

こちらもグルメもの。上記の異世界食堂と打って変わって、当の本人は異世界に連れていかれますが、現代のネットスーパーを利用できるスキルで食道楽旅を進めていく形です。

コレ何がすごいってアニメですよ……イオンやら不二家やら提供がとんでもないので作中に現実世界のあんな調味料こんな商品が普通に出てきます。飯テロ、覚悟して読んでくださいね。

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終わりに

普段よりボリュームのある14お話になってしまいましたがここまでお付き合いいただきありがとうございました。

こんな感じでたまには用語やら創作周りのお話も出来たらと思いますので、よろしければ他の記事も読んでいただけますと幸いです。

  1. 念のため記載しておくと、今回の内容とはあまり関係がないです。あくまできっかけなので。見なくても話にはついてこれます。 ↩︎
  2. わざわざ声を上げたりはしない、もしくは意識していないが当然のこととして扱う事項、知識の事。真っ当な日本人であれば「言われずとも行列には並ぶしこれをわざわざ説明したりはしない」というような当たり前の感覚としてとらえてもらってもOK。 ↩︎
  3. ズズさんという方です。楽天のCMとかで見たことあるかもしれませんね ↩︎
  4. なんでこんな書き方なのかというと音楽業界など割と別分野で同じスペルのの別の意味の言葉があったりするので……語源が同じでも界隈が違うと違う意味はよくある話です。 ↩︎
  5. 明示しちゃうとクリエイティブコモンズなんかの関係でめんどくさいのでWikipediaのリンクでユルシテ ↩︎
  6. マジで言いがかりもいいところ。その癖人間なんていう摩訶不思議なもんが共通しているのにそこに突っ込まないのは何なんだろうと思ってます。 ↩︎
  7. なおこの翻訳、主人公の頭の中に直接そのスキルを植え付けているらしく、失敗すると頭がパーになるそう。これこそこのすばクオリティ。 ↩︎
  8. 悲しき哉、そこそこ創作が発展している日本であってもフィクションと現実を切り分けられない悲しい存在がいます……正直迷惑なので引っ込んでてほしいのですが…… ↩︎
  9. 割とマジでそれが理解できないならこっちに来ないでほしい。頼むから来ないで。 ↩︎
  10. 残念ながら難しそうというのが現状。 ↩︎
  11. 中には1次元VTuberだとか身バレ系VTuberだとかファンキーすぎるのもいるので……このあたりは説明するとかなーりめんどくさいのでリンクだけで勘弁。この沼。底なしです。 ↩︎
  12. まあ……そういう人もいる。あおぎりとかそう。もっとやべーところもあるにはありますが……リンクは一応載せましたが自己責任でどうぞ……前に話題に挙げたトリステよりやべ―です。 ↩︎
  13. 作品の中心である食堂周りのみ保証。つながる先の異世界はまあ……治安は中世ですから…… ↩︎
  14. いつも2000字以内くらいでは納めてるんですが、だいぶオーバーしてしまいました…… ↩︎

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