皆さまこんにちは。水壁でございます。本日は、技術書よりの本の紹介になります。
ただ、こちらの本はところどころ専門用語こそ出てきますが、ドキュメントにかかわるすべての方に読んでいただきたい内容となっております。よろしければ最後までお付き合いいただけますと幸いです。
GitLabに学ぶ パフォーマンスを最大化させるドキュメンテーション技術 数千ページにもわたるハンドブックを活用したテキストコミュニケーションの作法
はい、大変長いタイトルですが、内容は有用なものとなっていますので遠巻きにせずにチャレンジしてもらえると良いなと思っております。



もしご興味持ってくださったら上記リンクからの購入を検討していただけますと幸いです。
書評
基本的にはタイトル、ないし帯に書かれている情報から読み取れる通り、IT業界にての活用を主軸にとらえた、テキストコミュニケーションの方法について記載されています。
GitLabという、ITにかかわる人ならまず知っているであろう企業にて実践されているドキュメントの管理方法ということで、一技術屋としては興味をそそられるます。ですが、ITとのかかわりが薄い方はまず、GitLabとは何ぞや、というところから始まると思いますので、軽くご説明させていただきます。
IT業界で通常出てくるGitLabとは”バージョン管理システム”の事を指します。
ざっくり言うと、今までの書類やプログラムの作成、更新を記録し、必要に応じて前のバージョンに戻したり、一つの状態から複数の分岐を作成できるようなシステムです。
この書籍のタイトルで言及されているGitLabはそのシステムを作成した企業を指し、ここが実践しているドキュメント管理、ならびにチャットでの連絡など、テキストコミュニケーションの方法とその活用についての記述がされています。
本題です。この書籍で述べられているドキュメント管理における話やテキストコミュニケーションの話は基本的に「考えてみれば当たり前だな?」となる内容が殆どです。
特にこんな辺鄙なブログを参考にしてまで読んでくださる”それなりにモノを読み取ることが可能な方”であれば猶更でしょう。故に、です。改めてこの書籍を読むことで、その文書を取り扱う力を盤石なものにした方がよいと考えます。
そしてIT関連にて下流工程を担当していたり、上司からの情報が少なかったり適当だったりするあなた……。あなたは読み終えるとこう思うでしょう。
コレ客先とか上司に無理やりにでも読ませてえ!
と。実際筆者もなりました(転職前の話ですが)。あいつらがコレを理解していればこんなに苦労することはなかったのに!と。
なので、本来読むべき層は、以下の通りだと考えます。
- 社内のドキュメントに対して影響を持てる立場の人間
- 自グループ内のドキュメントを管理できる管理職
そして、これに加えてドキュメントを扱うすべての人物に、この意識があればもっと仕事の効率が良くなるだろうとも考えます。なので筆者個人としては
- 新人研修のテキストとして
- 非エンジニア層の教養として
読まれるべきだと考えたため、今回取り上げました。確かにツール名や固有の単語が出ては来るのですが、一定以上の読解力があれば、検索エンジン片手にどうとでもなる範疇なので、是非読んでいただきたいと考えております。
終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
タイトルからして、エンジニア以外お断り、なんならエンジニアであってもあまり目を向けない内容になってしまいそうですが、非常に有用な内容となっていますので、もしよろしければ購入を検討していただけますと幸いです。
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