皆さまこんにちは。水壁でございます。
本日は趣向を変えまして、美術館と、そこで行われている展示についてお話させていただこうかと思います。よろしければ最後までお付き合いいただけますと幸いです。
佐藤雅彦展 新しい×(作り方+分かり方)
今回は横浜美術館で、開催されております「佐藤雅彦展 新しい×(作り方+わかり方)」についてお話させていただきます。
神奈川県横浜市の桜木町駅が最寄りとなります横浜美術館ですが、現在ピタゴラスイッチなどを作り出した佐藤雅彦氏の展示会が開催されております。
基本情報は以下の通りです。
開催情報 | 詳細 |
タイトル | 横浜美術館リニューアルオープン記念展 佐藤雅彦展 新しい×(作り方+分かり方) |
会期 | 2025年6月28日(土)〜11月3日(月・祝) |
開館時間 | 10時~18時 |
休館日 | 木曜日 |
観覧料 | 一般:2,000円 大学生:1,600円 中学・高校生:1,000円 小学生以下:無料 |
今回はこちらの展示についてお話させていただこうと思います。
目を引くのはピタゴラスイッチだが……
実は大人が見てもかなり面白いピタゴラスイッチという番組。何を隠そう筆者はあの番組が好きなのです。
数十秒で終わってしまう映像の中から読み取れる情報、ルールの簡潔さのなんと美しいことか。
それでいて子どもにも咀嚼できる情報であることが素晴らしいと思っております。で、そんな番組を作っている人の展示会ともなれば、それなりの話題になることでしょう。
筆者がこの展示会を見に行ったのは夏休みのど真ん中。ええ。普段美術館にはいないタイプの客層で混んでおりました……家族連れですね。
まあそれも9月に入れば落ち着くことでしょう。何より、今回の展示会は、酸いも甘いも知る大人こそ、懐かしさとともに楽しむことが出来る展示だと思います。
ポリンキーにドンタコス、新幹線のダイヤ変更まで
見出しから、「あ、もしかしてアレか?」と思いついた方、いらっしゃるかもしれません。イマイチピンと来ていない方だとこれはどうでしょう?
“答えは15秒後!”
思い出せましたか?ええ。その思い出したCM、キャッチ―だったCM、佐藤雅彦氏が関わっているかもしれません。
筆者はそのCMをリアルタイムで見ることのなかった世代ですので、どちらかといえば0655や先のピタゴラスイッチのような、ある種完成した佐藤雅彦しか知りません。羨ましい限りです。
そういったキャッチ―なCM、当時からすれば斬新なコンテンツの裏側が展示として紹介されています。
見るべきはその思考法
前項で述べたように様々な作品が世に出ている彼ですが、今回の展示会では作品展示の傍ら、その創作方法について述べていることが大半です。
もちろん体験型の作品として、作品そのものを楽しむのもよいと思いますが、創作畑の人間としてはその心構えや方法論が書かれているのは非常に興味深いものでした。是非こちらに触れてほしいです。
無料で遊べる「計算の庭」
ここまでは有料部分のお話でしたが、横浜美術館自体は入場無料でございます。
無料部分のスペースに「計算の庭」という作品があり、こちらで遊ぶことが出来ます。
ざっくり言いますと、カードに書かれた数字を初期値とし、スペース内部の演算子付きの数字を用いて出口の数字にする、というアトラクション型の展示です。
演算子と数字は固定されているため、そこそこ難しいですが、大人でも楽しむことが出来ます。
一応頑張ればゴリ押しで脱出することも可能なので気軽に参加してみてください。
手に取った初期値に依っては難しくなることもありますが……
そして、こちらの展示の最適解は有料展示内にしれっとおいてあります。先に有料展示見た人は再入場して確かめてみてもよいでしょう。
終わりに
今回は普段のコンテンツとは異なり、期間に制限があるものでしたが、いかがでしたか?
珍しく次回の記事の予告になりますが、次はこの展示会、その図録について紹介したいと思います。よろしければまた読みに来ていただけると幸いです。
コメント