コラム:乱読のすゝめ

コラム

皆さまこんにちは。水壁でございます。

今回はコラムになります。普段の書評とはまた違った話をするので、よろしければ最後までお付き合いいただけますと幸いです。

乱読のすゝめ

今は職業や金銭面の都合で、このブログで紹介するような技術書や専門書を読んでいることの多い私ですが、元々は活字であればなんでもヨシ!な乱読家でございました。

ざっくりそのあたりが分かるエピソードとしましては、

  • 図書室のライトノベルを一日三巻ペースで借りては読破
  • 食指の動く本がなくなった結果、クリスチャンの友人から聖書を借りて読み始める
  • 仏教聖典を入手、当然のように一日で読み終える
  • 妹の少女漫画、弟の絵本、国語辞典、Wikipedia、2chSSまとめ……etc……

こうならべると酷いものですね。特に国語辞典とか聖書とか怖いです。

微塵も後悔してませんが。

閑話休題それはさておき

昨今SNS上で見ていると、同じ言語を用いているはずなのに何故か話が通じない方がおられますね?

まあ原因は様々考えられますが、私が観測したものですと

  • 文章の意味が分かってない
  • 比喩表現が認識できない
  • 一部しか読んでない
  • 慣用句の知識がない

といった事例でしょうか。

特に直近であった「無言の帰宅」の件は非常に心苦しいものでした。この一件は比喩表現であることが認識できず文脈から推測も出来ていないという事例ですね。

まだまだ若輩の身ですから、偉そうなことを言うつもりも資格も一切ないのですが、それでもこれだけは言わせてもらいたい。

「頼むから、発言するならもう少し考えてからにしてくれ」

いやまあこんなこと言いたくないですけど、↑これができるなら、そもそもちょっとは考えられるはずなんですよね。普段の自分のつぶやきならまだしも人様のコメントに対して意見をするんですから、自分の文章大丈夫かなって少しは考えるはずなんですよ。

それが出来ないってことはそういうことなんですよ。

とまあここまで言いたい放題してきましたが、それもこれも、文章の読解能力が足りないのが一つの要因だと考えています。

私はこれを育てるには

ジャンルを問わずに本を読むこと

が重要だと考えています。

別に漫画でも良いんだよ

こっちはそんな活字中毒じゃねえんだよという方、別に過去の私みたいにトチ狂った読み方をしろってわけじゃあないんです。

大事なのは作者や方向性の異なったを多く読むことです。

このは別になんでも構いません。小説でも新書でも、漫画でも。なんなら絵本文字ナシの漫画でも結構です。

多くの考え方や表現方法に触れることが重要です。何故重要かの例を挙げてみましょう。

以前Xにてこんなやり取りがありました。

古典を学ぶと「春は揚げ物」の面白さが理解できる。

これは、枕草子の「春はあけぼの」というフレーズに関してのボケだから面白いのであって、枕草子を知らない相手に対して言っても、急にどうした?となるだけです。

枕草子の表現を理解していたから、正しく読み取ることが出来たわけですね。

現在の日本語には無数の表現があります。なので、すべての表現を覚えることは実質的に不可能でしょう。ですが、メジャーな表現や文脈の読み取り方、一般常識とされる比喩表現については、ある種お決まりの形で出力されるものです。こういった能力を育てるのが乱読だと考えます。

ジャンルが異なってもこういった表現は共通しているだとか、このジャンル、この作者の表現は独特だ、というのに気づくのには、数をこなす事こそが最も重要です。

特にストーリーを持つ文章は、場面の状態を表す品詞や空白、間の取り方などで表現してくることも大いにあるため、漫画でも絵本でも学びになると言えます。

と、ここまで語ったはいいけど

まあ……そもそも本を読まない人はここまで読まないんですよね……

もしこのブログに来るようなことがあれば二項前の読解力ないってボロクソ言ってる部分だけ見ると思うんですよね。目立つんで。

もしここまで読んでくれている方で、本を読むのは苦手なんだよ……ってかたがいらっしゃいましたら、是非、簡単なものでいいので始めてみてはいかがですか?

もうめっちゃ読んでるって人はたまには別のジャンルもいかがですか?

トチ狂った乱読家からのお節介です。

終わりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。コラムはこれ以降もこんな感じで続けていこうかと思いますので、よろしければまた読みに来ていただけますと幸いです。

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