こんにちは。水壁でございます。
本日も昨日に引き続き、非エンジニアの方には馴染みのない、エンジニアの方には釈迦に説法というコンテンツになります。明日以降は流石にしばらくやらないので最後までお付き合いいただけますと幸いです。
Zennとはなにか
Zennとは昨日のQiitaと同じくエンジニアのための情報共有サービスでございます。
基礎情報は以下の通りです。
サイト名 | Zenn |
URL | https://zenn.dev/ |
運営会社 | クラスメソッド株式会社 |
公式Xアカウント | https://x.com/zenn_dev |
サービス内容 | エンジニアのための新しい情報共有コミュニティ |
はい。大体Qiitaと同じですね。大きな違いは以下の三つになります。
- 投稿者に収益が発生すること
- スクラップという気軽に作れる雑記用システムがあること
- 本という形で体系的にまとめられた記事を販売出来ること
ではそれぞれ説明いたします。
Qiitaとの主な相違点
投稿者に収益が発生すること
これがQiitaとの最も大きな違いだといってもいいでしょう。
Zennでは投稿された記事に対して、読者がバッジという形で報酬を受け取ることが出来ます。
イメージしづらい方はYoutubeのスーパーチャットや投げ銭をイメージしてもらえれば大体OKです。
これがなぜ大きな違いとなっているかと申しますと、エンジニア業界、というかIT関係の技術界隈では嫌儲思想と言われる考え方が今も多く残っているからというのが挙げられます。
要するに儲ける、お金を稼ぐことを悪だとする文化が根強く残っているんですよね。汚い言葉になりますが、今書いているこのブログはアフィリエイトリンクによって収益が発生する構造なので、これを指してアフィカス(要するに技術を使ってお金をかすめ取っているというニュアンス)とか言われたりします。
筆者自身、少なからずそういった考えはあります。どうしてもこう考えてしまうんですよ。
自分はタダで公開されている情報の恩恵を受けたのに、ちょっとまとめたくらいでお金稼ぎしてもいいのか……?
って。そこを疑問視して生まれたのがZennというサービスです。Zennでは以下のようなことが示されています。
エンジニアには学びやアイデアを、他のエンジニアのためにオープンに共有し、助け合う文化があります。
私たちは、地道に有益な知見を発信し、コミュニティに貢献しているエンジニアが正当に評価されることが重要だと考えています。Zennは、そのような発信者が安心して知見を共有し、対価を得られる場を提供します。
Zennとは?より引用 https://zenn.dev/about
この言葉を見て、少し自信をもって自分のスキルをお金に換える活動に意欲的になったことを覚えています。
スクラップという気軽に作れる雑記用システムがあること
Qiitaは基本的に単一の記事しか作ることができないため、タグ分けされてはいるものの、調べたい情報の中に、ポエムみたいなどうでもいいものが混ざってしまうことがあります。
Zennではそういった雑記、ポエム、メモといったものはスクラップという公開はできるが記事ではない、といったコンテンツが用意されています。自身だけののメモとして、記事未満の情報だけど気軽に掛ける知見として大いに活用されています。
本という形で体系的にまとめられた記事を販売出来ること
本といっても、物理的に紙で発行されるとか、Kindle本だとかそういうことではなく、体系的にまとめられた記事という扱いでZennのアカウントで読むことのできる記事を販売できます。
こちらはバッジと異なり手数料を除いた収益の殆どがユーザーに入る仕組みとなっています。
同人誌のようなものなので玉石混淆ではありますが、スーパーエンジニアがタダで販売……タダのものを販売といっていいのかはさておき、公開している質のいい情報が読めるのも魅力です。
Zennの方針的にタダで情報公開ってのはエンジニアに還元されているのだろうか?というのは何度か考えましたが気にしない方が良いですね。
終わりに
今回はZennについて紹介させていただきました。Qiitaとは異なりあまり非エンジニアでは活用しにくいプラットフォームかとは思いますが、もし興味があれば覗いてみてみるのも楽しいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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